第61回全国大会(釜山港)
제61회 일본항만경제학회전국대회 프로그램
공동주최 : 한국해양비즈니스학회, 한국무역학회, 한국무역통상학회
Joint hosting : Korea Trade Research Association(KTRA), Korea Association Maritime Business(KAMB), Korea Research Association of International Commerce(KRAIC)
2023年 9月7日(木) エクスカーション・理事会
9月8日(金) 自由論題・会員総会・講演・共通論題
2023년 9월 7일(목) 항만견학·이사회 2023년 9월 7일(목) 항만견학·이사회
9월 8일(금) 자유논제·회원총회·논제발표·공통논제
プログラム印刷用PDF版はこちらをクリックorタップ 暫定版
日本港湾経済学会第61回全国大会開催にあたって
日本港湾経済学会会長 男澤智治(九州国際大学)
本年4月1日より第11代日本港湾経済学会会長に就任しました男澤智治と申します。会員の皆様の声を聴きながら学会運営をして参りたいと思いますので2年間宜しくお願いいたします。
さて、今回の全国大会は釜山港で開催することになりました。釜山港におけるコンテナ取扱量は2021年で2,269万TEU、世界第7位の取り扱い規模を誇っております。学会としましても初めての海外での全国大会となります。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により企業のサプライチェーンの分断や海上コンテナの混乱に伴う運賃の高騰など、さまざまな課題を残しました。2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻は国際輸送ルートの変更に伴う物流コストの増大などを引き起こしています。各地の港湾はコンテナターミナルの自動化、デジタル化、さらには脱炭素化に取り組んでいます。このようななかで、今回は「COVID-19後の次世代港湾の役割と展望」といった共通論題を掲げ、日韓の研究者・行政の方と議論をする場をもうけました。
大会は、9月7日(木)~9月8日(金)の2日間であり、初日はエクスカーション(釜山新港視察)、2日目は自由論題、会員総会、共通論題(シンポジウム)が開催されます。シンポジウムでは、釜山港湾公社(BPA)姜俊錫社長の基調講演、共通論題の登壇者として、韓国海洋水産開発院(KMI)の金槿攝本部長、釜山港湾公社物流政策室の尹貞美室長をお迎えすることになっております。終了後、韓国の先生方も含め懇親会が行われます。
本大会の開催にあたっては、韓洛鉉先生(実行委員長・慶南大学校)、鄭殷相(大会実行副委員長·慶南大学校)、李美永先生(東西大学校)の多大なるご協力がありました。また、 本大会は韓国貿易学会(朴錫在会長)、韓国海洋ビジネス学会(朴容安会長)、韓国貿易通商学会(李良基会長)との共催となっております。 このように多くの方のご支援・ご協力により本大会が開催されますことに対し、あらためて感謝申し上げます。
ご多忙中とは存じますが、多くの会員の皆様のお来しを釜山でお待ちしています。
第61回全国大会開催にあたって
大会実行委員長 韓洛鉉(慶南大学校)
大会実行副委員長 鄭殷相(慶南大学校)
第61回日本港湾経済学会全国大会は釜山新港を中心に開催されます。釜山港は1876年に開港し、約150年となる港であります。その後、船舶の大型化や後背地の狭さなどから2006年に釜山新港が一部供用を開始しました。現在、第2期第4段階まで供用され、もうすぐ第2期第5-6段階が供用されることになっています。将来的には、さらに西側を拡張し、鎮海新港を建設する予定となっています。釜山新港ではコンテナターミナルの自動化、デジタル化、グリーンターミナルなどが進行中であります。9月7日の港湾視察ではBPA所有の港湾案内船に乗船いただき、港内をご案内いたします。
是非、多くの会員の皆様にお来しいただき、活発な議論が展開されることを期待します。
9/7(木) Day-1 12:20 エクスカーション
12:20集合(昼食は済ませてお集まりください。) 集合場所は、釜山駅前(東横イン釜山駅前I)
12:30~出発 チャーターしたバスにて出発 (乗り遅れた方に対する対応は致しかねます。)
13:30~釜山港湾公社(BPA)「釜山新港広報館」
14:00~韓進ターミナル見学 →BPAへ移動
16:00~ BPAの港務船にて、釜山北港見学
17:00 解散 釜山駅前にて 17:30~ 理事会
参加希望をされる方は、氏名・年齢・生年月日(西暦)・パスポート番号・日本での連絡先を必ずご教示ください。保税地域、船舶乗船に必要となります。
9/8(金) Day-2 9:00 Open
自由論題 セッション時間30分(報告時間25分 質疑5分)
Track-1 座長(Chair) 飴野仁子理事 ・会場(Room) 5階 第6会議室
Session-1 9:10
「幕末期から明治初期の横浜港の管理体制 -運上所から横浜税関へ」
権田益美
Session-2 9:45
「北陸地方における企業の港湾・空港選択の特徴 -業種別の特徴を中心に”」
長田 元
Session-3 10:20
「NACCSシステムと貿易電子化 -API連携による貿易金融電子化推進」
花木正孝
Track-2 座長(Chair) 李美永特別会員 ・会場(Room)5階 第7会議室
Session-1 9:10
「日本の国内クルーズと地域振興」
合田浩之
Session-2 9:45
「中古車輸出における日韓比較」
岡本勝規、浅妻裕、福田友子、寶嶋響子
Session-3 10:20
「地方空港の機能強化に関して ―災害支援拠点空港として」
金仙淑、小林茂
Session-4 10:55
「我が国の姉妹都市(友好都市)交流における「港湾」の歴史的意義 -下関市と釜山市・青島市との交流を例に」
礒田将史
11:00~ 会員総会(5階 第6会議室)
Lunch ~13:30(昼食は各自でお願い致します。)
共通論題 「COVID-19後の次世代港湾の役割と展望」
5階 第6会議室 司会:尾之上さくら副会長 会場(Room) 5階 第6会議室
13:30 - 13:40 挨拶・趣旨説明と登壇者紹介 男澤智治会長
한국무역학회(韓国貿易学会)会長:박석재(朴錫在) Park Sukjae
한국해양비즈니스학회(韓国海洋ビジネス学会)박용안(朴容安)
한국무역통상학회(韓国貿易通商学会)이양기(李良基)Lee, Yang-Kee
13:40 - 14:30 基調講演
「釜山港の物流競争力の強化戦略及び日本港との共生発展の方策」
姜俊錫氏 釜山港湾公社(BPA) 社長
14:35 - 15:00 共通論題1
「韓国港湾の未来の政策方向」
金世源氏 韓国海洋水産開発院(KMI) 港湾政策・運営研究室
15:00 - 15:25 共通論題2
「韓進釜山コンテナターミナルの現状と最近の動向」
韓洛鉉会員 慶南大学校 教授
15:25 - 15:50 共通論題3
「日韓港湾連携と中欧班列への展開とその将来展望」
福山秀夫会員 日本海事センター企画研究部 客員研究員
16:00- 16:50 パネルディスカッション 座長:韓洛鉉大会実行委員長
金世源 氏、尹貞美氏(BPA物流政策室室長)、福山会員、男澤会長
閉会挨拶 男澤智治会長
17:30 - 19:00 懇親会 会場は当日お知らせ致します。
共通論題「COVID-19後の次世代港湾の役割と展望」趣意
2020年1月に発生した新型コロナウイルスは全世界で感染し、企業のサプライチェーン、港湾、空港、輸送など様々な分野に影響を及ぼした。現在は人流も含め大幅に緩和をされたものの、完全に収束したわけではなく、今後も企業の生産・流通においてはリスクを回避することが重要となっている。
このようななかで、港湾物流分野では非接触型が求められており、情報通信技術を活用した港湾のスマート化・強靭化、コンテナターミナルの自動化などが推進されている。わが国でも「PORT2030」の主要施策に盛り込まれている。一方、韓国でも「港湾自動化・デジタル化」「COVID-19による「国際的供給体系(Global Supply Chain)」の変化についての対応と圏域別に特化した港湾開発戦略の推進」など同様の施策が検討されている。2020年11月、韓国海洋水産部が「港湾政策の方向と推進戦略」を発表し、そのなかでも港湾のデジタル化や2030年から韓国型スマート港湾を目指す方向性が示されている。
さらに、カーボンニュートラルポート(CNP)への取組がある。国土交通省はCNP形成の取組のなかで、CO2を排出しないクリーンなエネルギーである水素・燃料アンモニア等の輸入や貯蔵を可能にする受入施設の環境整備、水素燃料電池化した荷役機械の導入などを行うとしている。CNP形成に向けては2021年1月から3月に全国の7港湾で検討会を開催、2021年4月以降も新たに14港湾・2地域で検討が進められている。北部九州では北九州港、苅田港で検討されている。一方、韓国政府も2020年10月、文在寅大統領(当時)が国会演説において、2050年にカーボンニュートラルを目標とする旨宣言した。この方向性を受けて、「釜山港2050カーボンニュートラル総合計画」を樹立し、中長期温室効果ガス削減履行ロードマップ等を策定している。
従来の港湾は、海陸結節点としての大規模ターミナル整備や荷役の機械化に目を向けられていたが、近年は、自動化、AI、IoT、脱炭素化といった流れの中で新たな港湾づくりが進行中である。本シンポジウムでは、COVID-19後の新しい流れが今後の港湾政策にどのように関連していくのか経済的な側面から議論したい。
さらに、日韓の港湾研究者が集い、日本や韓国のこれからの港湾のあり方や日韓連携のあり方について問うことにしたい。
例年通り、大会参加費 無料 懇親会費 4,000円 予稿集代1,000円 別途申し受けます。
尚、事前にお振込み下さい(専用の振込用紙をご利用下さい。)。
〇口座情報 ゆうちょ銀行
口座名 日本港湾経済学会全国大会準備委員会 会計担当者 長田 元
金融機関コード 9900 店番098 記号10950 番号38381451
会員には、国際交流補助費として希望者には支給します。ご利用をご検討下さい。
宿泊情報
会場の釜山駅・フェリーターミナル近隣だけで数千件のホテルがあります。
日系のホテルで代表的なものは以下の通りです。
東横INN釜山駅1、東横INN釜山駅2、東横INN釜山中央駅、東横INN釜山西面、ソラリア西鉄ホテル釜山他
日本語の通じるホテルで代表的なものは、ホテルフォレプレミア南浦、エンジェルホテル、イビスアンバサダープサンシティセンター他です。
旅行サイトで日本語対応可のホテルを検索してください。 宿泊場所は、西面駅、釜山駅、チャガルチ駅(国際通り)界隈が人気となります。