会長挨拶

新任の挨拶

日本港湾経済学会会長 吉岡秀輝

 

昨年8月の全国大会総会(伏木富山港・富山高等専門学校)理事役員会議におきまして会長に推挙され、今年度より2年間の任期で会長職を務めることとなりました。浅学非才の身でありながら、このような大役を仰せつかり、身の引き締まる思いであります。

前会長の三村先生の下で、私自身、事務局長、副会長をそれぞれ2年間、務めたことがあり、会長職の何たるかは心得ているつもりでおりますが、傍から見ているのと実際は、やはり大きな違いがあるのではないかと覚悟しております。

さ て、新任の私に課せられた任務は、より多くの若手研究者の入会を促し、会員増を図るととともに学会の活性化につなげることだと考えております。そのため に、学会活性化委員会を立ち上げることにしました。同委員会には、入会者にとって魅力ある学会にすべく、様々な仕掛けを考えてもらおうと思っています。ま た、若手研究者には、全国大会もさることながら、部会での発表機会も大きなインセンティブになるはずです。各部会代表の先生方と協力して活動の充実に向け て力を注ぐつもりでおります。

次に、発信も重要だと感じております。当学会が加盟しております日本経済学会連合は、60余りの学会から構成 されておりますが、そのなかで当学会は、50年以上の歴史を誇る数少ない学会の一つです。しかし、いくら長い歴史と栄えある伝統を兼ね備えていても、その 活動内容を世間に周知しなければ、若手研究者は集まりようがありません。そこで、情報・広報委員会を新設することにしました。同委員会には、学会ホーム ページを通じて現会員に情報を伝えるのはもちろんですが、潜在的会員へも訴求を試みてもらいたいと思っています。

以上、微力ではありますが、学会発展のために努力を傾注いたす所存です。よろしくご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

 


 

退任の挨拶

 

日本港湾経済学会  前会長  三村眞人(神奈川大学名誉教授)

 

新緑の候、穏やかな日々の中で、会員の皆様には毎日、お仕事や研究でご多忙のことと拝察いたします。

私は4年に亘る任期が終わり心身共に解放されました。現在は心の安らぎと安堵の感を噛みしめています。

人生は人との出会いの成り行きで、自身の考えや行動とは真逆の方向へ歩みを進めていくものだと実感しています。

日本港湾経済学会の会員として入会以来、30数年の歳月が流れました。最後には訳も解らずに重職を担うこととなり4年に亘り微力ながら責務を果たすことになりましたが、十分に果たし得たか否か懐疑しています。

し かし、会員の方々の強力な支援を頂いたお蔭で当学会創設50周年を記念して事典編集委員会のご努力や喜多村ファンドの援助により編纂した「海と空の港大事 典」及び韓国や中国の大学関係者の参加を得て開催できた「国際シンポジウム」は学会の大事業の一つでした。この事は学会が活発に活動していることの証左と も言えるでしょう。

更には、長年に亘り学会活動を支えて下さっている法人・団体会員のお蔭であり、その功労に対し功労牌を贈呈できたことを大変な喜びとするところです。深く感謝する次第です。

一方では、多忙の中を毎週、一定の曜日に事務局に集まり事務局業務に自身の有益な時間を費やして目立たない存在で献身され多々苦労を掛けました事務局の方々には心底よりお礼申し上げます。

学 会創設50年の歴史を刻むと、その当時の会員名簿に眼を向ければ寂しいことには創設に貢献された方々の多くは鬼籍に入られています。本年2月には北見俊郎 名誉会長が逝去され3月に大勢の方が参列され「お別れの会」が行われました。北見俊郎先生のご冥福をお祈りいたします。

この先達の方々の活動と研究の果実の集積の成果が学会創設50年の時間の継続と成り得たものだと思います。

港湾研究は、その時代に即応した課題に視点を置いて行われてきました。日本の港湾を含め国際港湾は激変し改革されてきました。この変革の時代に即応した斬新な観点からの港湾研究が研究者には課さられています。

新しい革袋に新しい真水が入れ込まれました。新年度からの新しい体制の下での更なる学会活動が展開されることを祈念いたします。

以上