第58回全国大会プログラム
第58回 日本港湾経済学会全国大会 小名浜港
共通論題:震災からの復興と港湾 -国際バルク戦略と親水型港湾の共生
9月11日(水) エクスカーション他
9月12日(木) 講演・共通論題I・会員総会他
9月13日(金) 共通論題II・自由論題
共通論題I 「令和時代の港湾におけるウォーターフロント」
共通論題II 「令和時代の国際バルク戦略港の重要性」
主催校:同志社大学
後援:いわき市・福島県小名浜港利用促進協議会
ご挨拶
日本港湾経済学会会長・大会実行委員長 石田信博(同志社大学)
第58回日本港湾経済学会全国大会は、9月11日(水)~13日(金)の3日間、小名浜港を会場に開催されます。開催校は同志社大学です。
東日本大震災による大津波と原発事故の被災から8年が経過した今、小名浜港は国際バルク戦略港湾としての機能を増大させてきました。一方で、小名浜港は地域のウォーターフロントとして人々の暮らしに密着した親水型港湾としての機能も果たしています。このような国際バルク戦略港湾と親水型港湾という二つの港湾機能が共生する小名浜港において今年度の大会を開催するにあたり、共通論題も二つ設定することにしました。一つは「令和時代の港湾におけるウォーターフロント」、もう一つは「令和時代の国際バルク戦略港の重要性」です。令和という新しい時代に入り、これからの港湾問題を研究するにあたって、ウォーターフロントと国際バルク戦略港湾という重大な港湾経済機能について議論することは、港湾研究者にとって意義深いことと考えます。
大会初日の9月11日(水)はエクスカーションを行います。小名浜港内の「いわき・ら・ら・みゅう」に参集後、まず業務艇に乗船して小名浜港を見学します。その後、震災語り部の方を囲みながら、東日本大震災発生当時の小名浜港と周辺地域の姿について、そして震災からの地域復興の様子についてお話を伺います。
大会2日目は「アクアマリンふくしまシアター」を会場に、午前中には、日本港湾協会理事長の須野原豊氏による特別講演「令和時代の新港湾政策―PORT2030の全貌と将来像」が予定されています。また、午後には、共通論題Ⅰ「令和時代の港湾におけるウォーターフロント」のもと、三つの記念講演、「世界のウォーターフロント再開発と水族館」(アクアマリンふくしま館長 安部義孝氏)、「『みなとオアシス』誘客の可能性」(明海大学 三輪祥宏氏)、「市町村提携の課題と可能性―港湾都市を例に」(沼津工業高等専門学校 西口美津子氏、福島工業高等専門学校 湯川崇氏・芥川一則氏)、およびパネルディスカッションが行われます。
最終日には会場を「いわき・ら・ら・ミュウ」に移して、午前中には、共通論題Ⅱ「令和時代の国際バルク戦略港の重要性」のもとで、二つの記念講演「小名浜港の概要」(国土交通省東北整備局小名浜港湾事務所長 尾崎精一氏)、「ばら積貨物の積み替え―洋上と港湾」(東海大学 合田浩之氏)が行われ、さらに、午後には、多様なテーマによる六つの自由論題報告が予定されています。
盛りだくさんの内容のもとで活発な議論が展開され、学会メンバーによる港湾研究と社会貢献がますます発展することを願っています。
本年度大会を開催するにあたり、地元のいわき市と福島県小名浜港利用促進協議会をはじめ、数多くの関係機関のみなさま方に多大なるご協力を賜りましたことに対してお礼申し上げますとともに、学会員のみなさまにご報告いたします。
【第1日目 9月11日(水)】 https://www.aquamarine.or.jp/
エクスカーション 小名浜港視察・震災語り部を囲んで
【集合場所】 13:30~(受付)小名浜港1号ふ頭 いわき・ら・ら・みゅう前 遊覧船ポート(第1号埠頭)
14:00~(視察)港湾業務艇「そうめい」 事前申込 先着20名
15:30~(研修)いわき・ら・ら・みゅう 2階 A研修室、ライブいわきミュウじあむ http://www.lalamew.jp/
荒天の場合、出航できません。14:00~ライブいわきミュウじあむ見学・研修のみとなります。
*費用の個人負担はありません。
尚、誠に申し訳ありませんが、大型の遊覧船が、点検の為、ドック入りとなりました。国土交通省東北整備局様に港務艇をご提供頂く事になりました。
【第2日目 9月12日(木)】 개최 장소PDF
基調講演・共通論題I・パネルディスカッション
【受付開始】アクアマリンふくしま(ふくしま海洋科学館)入口横 10:00
【会 場】シアター https://www.aquamarine.or.jp/
(1)挨 拶 会長 石田信博 10:30~11:10
(2)講演・討論会 「令和時代の新港湾政策―PORT 2030の全貌と将来像」 10:35~11:15
須野原 豊 (日本港湾協会理事長)
ディスカッション 座長:恩田登志夫副会長 ~12:00
<休憩・昼食> ~13:20
(3)共通論題I 報告40分
『令和時代の港湾におけるウォーターフロント』 13:30~16:00
【会 場】シアター 各報告40分
【座 長】石田信博(同志社大学)
記念講演「世界のウォーターフロント再開発と水族館」13:30~
安部義孝氏(アクアマリンふくしま館長(ふくしま海洋科学館))
1.「『みなとオアシス』誘客の可能性」 14:10~
三輪祥宏氏 (明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授)
2.「市町村提携の課題と可能性-港湾都市を例に」 14:50~
西口美津子(沼津高等専門学校教授)
湯川 崇氏(福島高等専門学校教授)
芥川一則氏(福島高等専門学校教授)
<休憩> 15:40~
(4)パネルディスカッション 15:50~
(5)総 会 16:30~17:45
(6)懇 親 会【Aqua Salute(小名浜美食ホテル2階)】 18:00~20:00
http://www.bishokuhotel.com/
尚、昨年末に公刊されました『みなとから未来へ「みなと総研」 No.18 2018年12月号』 のリンクを掲載致します。併せてご高覧下さい。
リンクのご許可をみなと総合研究財団様より頂きました。
http://www.wave.or.jp/magazine/minato/minato_201812_no18.pdf
【第3日目 9月13日(金)】 http://www.lalamew.jp/
【受付開始】いわき・ら・ら・ ミュウ 2階研修室前 10:00~
【会 場】いわき・ら・ら・ミュウ 2階 研修室
(7)共通論題Ⅱ 報告40分
『令和時代の国際バルク戦略港の重要性』
【会 場】いわき・ら・ら・ ミュウ 2階 研修室A 各報告40分
【座 長】松尾俊彦副会長(大阪商業大学)
記念講演:
「小名浜港の概要」 10:30~11:10
尾崎精一氏 (国土交通省東北整備局小名浜港湾事務所長)
研究報告 11:10~11:50
「ばら積貨物の積み替え-洋上と港湾」
合田浩之 (東海大学海洋学部教授)
<休憩・昼食> 12:10~13:30
(8)自由論題
研修室A 座長:古井理事
13:30 -14:10 近代日本経済と常磐炭田
加藤壽宏(関東学院大学)
14:15 -14:55 AEO認定通関業者制度がもたらす日本からの中古自動車部品輸出に対する影響
岡本勝規(富山高等専門学校)
15:00 -15:40 中古車・中古部品貿易業への移民企業家の 参入過程と公共政策の変遷
福田友子(千葉大学国際教養学部)
研修室B 座長:石原理事
13:30 -14:10 コンテナ輸送の構造変化と港湾に関する考察
鈴木 暁(元港湾短大、元広島商船高等専門学校)
14:15 -14:55 ロサンゼルス/ロングビーチ港のトラックターンタイムに関する考察
渡辺日佐夫(NPO法人首都東京みなと創り研究会)
15:00 -15:40 企業における貿易リスクマネジメントの実践的手法と実例、その課題
樋口洋平・孫璐婧 (日発運輸㈱)
アクセス
https://www.aquamarine.or.jp/guide/access/
事務局からの連絡・お願い
会員以外の方でも、ご自由に参加して頂けます。
但し、第2日目の参加には、アクアマリンふくしまへの入場券が必要です。団体割引でご入場されたい方は、事前に「お問い合わせページから」参加申し込みをしてください。(住所・氏名・ご連絡先を明記下さい。)
(1)参加申し込みはがきの返送(参加ご希望の方は、お問い合わせページから)は、2019年8月23日(金)必着
誠に申し訳ありませんが、今回のエクスカーションは、港務艇の定員により、20名先着とさせて頂きます。先着の20名様には、事務局よりメールを差し上げます。必ずアドレスを記載してください。また、法令により、乗船名簿に氏名、性別、生年月日、血液型を記載致します。はがきには、当日必ず繋がる、お電話番号と共に、同乗者全員の必要事項を記載して下さい。
エクスカーション後半の震災語り部を囲んでの研修は、定員はありません。
(2)2019年9月12日(木)2日目は、朝から「アクアマリンふくしま」内のシアターが会場です。当日、入口前に受付を設置させて頂き、参加申し込みをされた会員の方には、入場券をお渡しします。受付で、必ず入場券をお受け取り頂き、入場してください。
(3)大会参加費等金額
①報告予定稿集代 1,000円 大会参加費は、例年通り無料です。この冊子の頒布売り上げが唯一大会運営費になりあすので、ご協力お願い申し上げます。
②懇親会費 4,000円 飲み放題の立食パーティ形式です。当日会場受付でお支払い願います。
総会会場から徒歩3分の アクア・サルーテ(小名浜美食ホテル2階)
(4)学会年会費の納入
2019年度及びそれ以前の会費未納(正会員8,000円、学生会員4,000円)の方の会費については、会場においてもお取扱い致します。
(5)大会等のお問い合わせ
事前のご照会事項は、学会ホームページの「お問い合わせ」ページから河野宛にご連絡ください。
(6)会場行 マイクロバスのご案内
JR泉駅より、マイクロバスを特急電車の到着に合わせて用意致しました。
郵送した時刻表をご覧ください。
以下、会場まで、徒歩圏内のホテル4件です。
このほかにも、泉駅周辺、いわき市内市街地、温泉、ハワイアンリゾートなど、多々あります。