第57回全国大会について
大会挨拶
日本港湾経済学会第57回全国大会開催にあたって
大会実行委員長 林 上(中部大学)
第57回日本港湾経済学会全国大会は、9月5日(水)~7日(金)の3日間、名古屋港と愛知大学名古屋キャンパスを会場に開催されます。開催校は大会実行委員長の所属する中部大学ですが、交通利便性を考慮しJR名古屋駅に近い愛知大学の施設をお借りして実施致します。
大会初日の9月5日(水)は、名古屋港ポートビルにお集まり頂き、港務艇 「ぽーとおぶなごや2 」に乗船して名古屋港を見学し、下船後、名古屋海洋博物館をご参観いただきます。発展目覚ましい名古屋港の現況とその歴史をご理解いただければ幸いです。
2日目の9月6日(木)は、共通論題「人口減少時代の港湾における生産性向上」のもと、名古屋港管理組合専任副管理者の服部明彦氏による基調講演ならびに学会員による共通論題報告とシンポジウムが予定されています。港湾の自動化や生産性向上などに関して活発な議論が展開されることを期待致します。
最終日9月7日(金)は、3つの会場において多様なテーマのもとでの研究報告が予定されています。共通論題のシンポジウム同様、大いに議論を深めていただきたいと思います。
なお、この度の全国大会実施にあたりましては、名古屋港管理組合ならびに愛知大学から多大なご協力を賜りましたことを,学会員の皆様方にご報告申し上げます。
日本港湾経済学会第57回全国大会を祈念して
日本港湾経済学会会長 石田信博(同志社大学)
日本港湾経済学会第57回全国大会が、中部大学を主催校として名古屋港で開催されることになりました。大会開催にあたり、愛知大学より会場をご提供いただき、また名古屋港管理組合からも多大なるご協力をいただいております。
名古屋港で全国大会が開催されるのは、1965年の第4回大会をはじめ、第12回大会(1973年)、第23回大会(1984年)、第36回大会(1997年)、第46回大会(2007年)に次いで6度目です。それぞれの共通論題は、「地域開発と港湾」「港湾の近代化と地域経済・社会」「国際経済と港の動向」「港湾の国際化と経営」「ロジスティクスと港湾経営」となっており、港湾を取り巻く社会経済事情と時代背景の移り変わりが論題に反映されていることに興味が引かれます。
今大会の共通論題は「人口減少時代の港湾における生産性向上」です。飛島コンテナ埠頭に代表されるコンテナターミナル自動化を先進的に展開している名古屋港において、今後の港湾生産性に関する学術的議論が一層深められることを期待しております。
本大会を実行するにあたってご協力を賜りました数多くの関係機関のみなさま方には心より感謝申し上げます。
大会総プログラム
月 日 | 時 間 | 内 容 | 会 場 |
9月5日(水) | 13:30~ | エクスカーション(名古屋港) | 海上視察及び名古屋海洋博物館 |
17:30~ | 理事役員会 | 名古屋港湾会館3階 第6会議室 | |
9月6日(木) | 09:00~ | 受付開始 | 愛知大学講義棟7階 |
09:30~
09:40 |
会長挨拶 石田信博
実行委員長挨拶 林 上 |
愛知大学講義棟7階706教室 | |
09:40~
10:35 |
基調講演
名古屋港管理組合 専任副管理者 服部明彦 |
同 上 | |
10:40 | 自由論題1 | 同 上 706、701教室 | |
12:20 | 昼食・休憩(各自) | 各自(大学周辺) | |
編集委員会 | 同 上 701教室 | ||
13:20~ | 共通論題「人口減少時代の港湾における生産性向上」 | 同 上 706教室 | |
15:30~
16:30 |
パネルディスカッション | 同 上 | |
16:40~
17:40 |
会員総会 | 同 上 | |
18:00~ | 懇親会 (17:45開場) | 同 上 厚生棟1階 アペティ | |
9月7日(金) | 08:45~ | 受付開始 | 同 上 講義棟7階 |
09:00~
12:30 |
自由論題2 | 同 上 講義棟7階
701~703教室 |
【第1日目 9月5日(水)】
エクスカーション 名古屋港視察・名古屋海洋博物館見学
【集合場所】 13:30~(受付)名古屋港ガーデン埠頭 名古屋港ポートビル1階ロビー
14:00~(視察)港務艇 「ぽーとおぶなごや2」 事前申込 先着50名
16:00~(見学)名古屋海洋博物館 名古屋港ポートビル3、4階
荒天の場合、出航できません。14:00~名古屋海洋博物館見学のみ行います。
*費用の個人負担はありません。
〒455-0033 名古屋市港区港町1番9号
【第2日目 9月6日(木)】
基調講演・自由論題・共通論題・パネルディスカッション
【受付開始】(愛知大学 講義棟7階) 09:00
【会 場】7階 706教室
(1)挨 拶 会長 石田信博 / 実行委員長 林 上 09:30~09:40
(2)基調講演 「名古屋港の特徴と実力(仮題)」 09:40~10:35
名古屋港管理組合 専任副管理者 服部明彦
(3)自由論題① 報告40分 質疑応答10分
分科会場①706教室 吉岡理事 | 分科会場②701教室 古井理事 | |
10:40 | 横浜開港場における情報競争と人材
<原田順子> |
京浜港運営計画の歴史と将来性
<梶 雄司> |
11:30 | 韓国における港湾政策について
<李 貞和> |
コンテナ船の大型化と港湾
<鈴木 暁> |
<休憩・昼食> (編集委員会 7階 701教室) 12:20~13:20
(4)共通論題・パネルディスカッション
『人口減少時代の港湾における生産性向上』 13:20~17:30
【会 場】愛知大学 講義棟7階 706教室 各報告40分
【座 長】石田信博(同志社大学)
1.「日本の港湾における自動化のあり方と課題」津守貴之(岡山大学) 13:20~
2.「港湾荷役会社の生産性向上の取組みと課題―横浜港湾企業の一事例から」
恩田登志夫(横浜商科大学) 14:00~
<休憩> 14:40~
3.「ゲート前の混雑解消によるコンテナ輸送の生産性の向上」
元野一生氏(国土交通省 中部地方整備局 副局長) 14:50~
4.パネルディスカッション 15:30~
(5)総 会【7階706教室】 16:40~17:00
(6)懇 親 会【厚生棟1階 キャンパスレストラン「アペティ」】 18:00~20:00
基調講演・共通論題・パネルディスカッション・総会・自由論題
〒453-8777 名古屋市中村区平池町4-60-6
【第3日目 9月7日(木)】
自由論題② 【受付開始】08:45(愛知大学 講義棟7階) 報告40分 質疑応答10分
分科会場③701松尾副会長 | 分科会場④702恩田副会長 | 分科会場⑤703男澤理事 | |
9:00
-9:50 |
港における観光振興について
<三ツ木丈浩> |
日産苅田工場のグローバル部品供給体制
―九州の物流の視点から <福山秀夫> |
離島の観光地におけるローカル空港機能の特徴に関する一考察 ―米国ホノルル州を事例に
<町田一兵> |
9:50
-10:40 |
横浜税関長 水上裕躬
<権田益美> |
北極海の港湾の付属鉄道について
<合田浩之> |
日本産農水産物輸出と香港の日本食市場の考察
<大橋幸多> |
休憩 10分 | |||
10:50
-11:40 |
東京港の混雑緩和に対する一考察
<石原伸志> |
国際海運におけるパナマ運河の地位
<汪 正仁> |
近代日本経済と飾磨(姫路)港
<加藤壽宏> |
11:40
-12:30 |
名古屋港金城埠頭の建設発展過程と利用変化
<林 上> |